人気ブログランキング | 話題のタグを見る

第7話 ApacheとTomcatの連携

ここまでで一通り必要なものが揃いました。(DBについては後ほど)
そこで、今回はWebサーバとAPサーバを連携させようと思います。

まずはコネクタのソースをダウンロードします。
jakarta-tomcatのサイトから、
「JK2 2.0.4 Source Release tar.gz」をダウンロード。




サイト上の表記では「JK2 2.0.4 Source Release tar.gz」ですが、
実際ダウンロードされるのは
「jakarta-tomocat-connectors-jk2-src-current.tar.gz」でした。

そしていつものように展開します。
# tar zxvf jakarta-tomcat-connectors-jk2-src-current.tar.gz

次にディレクトリを移動して、configureを行います。
# cd jakarta-tomcat-connectors-jk2-2.0.4-src/jk/native2
# ./configure --with-apxs2=/usr/local/apache2/bin/apxs


ここでエラーが発生する可能性があります。
1.Apache1.33を使用する場合、オプションは--with-apxsとなります。
2.apache配下にapxsが存在しない場合、/usr/sbin/apxsを指定します。

そしてmakeします。
# make

ここでもエラーが発生する可能性があります。
以下のようなエラーが発生した場合は、
/usr/bin/ld: cannot find -lapr
collect2: ld returned 1 exit status

以下のようにシンボリックリンクを作成しmakeし直すと上手くいくそうです。
ln -s /usr/local/apache2/lib/libapr-0.so /usr/local/apache2/lib/libapr.so

makeが正常に終了すると、
「/usr/local/src/jakarta-tomcat-connectors-jk2-2.0.4-src/jk/build/jk2/apache2」に
「mod_jk2.so」ファイルが作成されるので、それをApacheに組み込みます。
# cp ../build/jk2/apache2/mod_jk2.so /usr/local/apache2/modules
また、設定ファイルとして、「workers2.properties」が
「/usr/local/src/jakarta-tomcat-connectors-jk2-2.0.4-src/jk/conf」に
作成されるので、それをApacheにコピーしておきます。
# cp ../conf/workers2.properties /usr/local/apache2/conf

そしてApacheの設定ファイルを編集します。
# vi /usr/local/apache2/conf/httpd.conf
LoadModule jk2_module modules/mod_jk2.so
 ←最終行に追記

先ほどコピーしてきた、もう一つの設定ファイルも編集します。
# vi /usr/local/apache2/conf/workers2.properties
[uri:/servlets-examples/*]
[uri:/jsp-examples/*]

最終行に↑2行を追記

これで準備完了です。
動作確認のため、「http://localhost/servlets-examples」に
アクセスしてみると、前回Tomcatの動作確認で参照したページが見れました。
前回と違うのは、前回は「http://localhost:8080」のように、
ポート番号を指定していましたが、今回はポート番号を指定せずに
Tomcatのアプリケーションが参照出来るということです。

もう一つ追記した方にもアクセスしてみると、
(「http://localhost/jsp-examples」)前回見た画面が、
違うURLで参照できます。

これでApache-Tomcatの連携は終了です。
by n_masa18 | 2005-02-28 21:21


<< 第8話 PostgreSQLを... 第6話 Java関連パッケージ... >>